当研究室では、人と素材との関係を感性工学的にデザインするための研究を行っています。特に、自然素材である木材と人との関係の研究を強みとしています。サステナブルなモノづくりを実現するためには、地球環境にやさしいデザインであることと人にやさしいデザインであることの両者が不可欠であると考えています。そのために、循環可能で地球環境にやさしい自然素材に人々が魅力を感じて選択してもらえるような技術の実現を目指します。
また教員の山口は、試験研究機関において地方公務員として10年間勤務した経験から、学生の皆さんや企業の皆さんの課題に寄り添った活動に自信があります。学生の方であれば大学生活全般に関する相談事、企業の方であればモノづくり全般の相談事など、お気軽にお尋ねください。
創生デザイン学科では3年生から研究室に配属されます。3年生の研究室活動「ゼミナール」では週2コマ分の授業時間(+有志の活動時間)を通して、卒業研究に向けた実践的な学びを行います。
前期は研究フィールドに出向いて実社会の課題に対するデザイン提案を行います(他研究室との合同ゼミ)。学部1,2年で学んできたデザイン思考を現場で活用し、課題発見力、プロトタイピングスキル、プレゼンスキルを伸ばすことを目指します。また、生産工学部の特色である生産実習の学修もゼミ単位でサポートします。
後期は、各自が自由にテーマを選択して課題に取り組みます。この時、論文を読んで他者に紹介する雑誌会にも挑戦していただきます。これらの課題で木材や感性工学についての実務的スキルと論文を読む力を身に着けます。また、複数回の中間報告会を重ねることでプレゼンスキルを伸ばしつつ、期間内のプロジェクト完了を体験します。過去のゼミ課題では、研究室用家具の制作、木材の印象評価、木目模様の画像解析、内装の印象評価、オフィス内装デザインの提案などに取り組んでいただきました。
授業時間外の活動としては、木製品のデザインコンペへの挑戦、業界展示会への遠足、研究室インテリアの検討、研究室SNS運用、学園祭出展などを有志メンバーで行っています。
学部4年生ではこれまでの学びの集大成として、1年間の卒業研究に臨みます。
当研究室では、デザイン思考の「共感」、「課題定義」を実践するために、卒業研究のテーマは自ら見つけ出します。純粋に自分が取り組みたいと思うテーマを選ぶことは当然ですが、少しでも社会や科学に対して貢献できるように、関連研究の論文調査を通して自分なりの課題を見つけます。テーマ決定後は、デザイン思考の「発想」、「試作」、「検証」を進めていきますが、当研究室では感性工学を活用するために「発想」や「検証」に特に力を入れます。
卒業研究は毎週の卒研ゼミで教員や仲間とのディスカッションを重ねて進めていきます。また、他研究室との交流や学会参加の機会を積極的に設け、研究のブラッシュアップと自分自身の研究内容に対するプライドの醸成を目指します。
2025年4月 山口の赴任に伴い、研究室開設。1期生が配属される。